KEIO BUS INFORMATION

◆車両番号のひみつ
 バスには自動車登録番号(ナンバープレート)とは別に会社独自で割り振られている車両番号が存在します。
 京王電鉄バスグループでは以下の法則に則って番号が割り振られてます。
 このページではその法則について解説いたします。


 京王電鉄バスグループの車両は、上の画像のようにアルファベット1文字(赤枠)と5ケタの数字で組み合わせた、「車両番号」が与えられてます。
 この番号の振り方は1986年導入車から採用されており、それ以前はアルファベットと4ケタの数字が用いられていました。

●アルファベット
頭のアルファベット1文字はその車両が所属している営業所を表してます。
京王バスではA・B・C・D・G・J・L・M・S・Tと10種類のアルファベットが使われています。
それぞれのアルファベットがどこの営業所を示すかは以下の通りです。
所属営業所が変わると頭のアルファベットのみが変わる仕組みになっています。
転属を繰り返している車両だと、下の画像のように何枚も重ねて貼られることがあります。


▲かつて桜ヶ丘営業所に所属していたS40422
初期配置は府中(B)、その後小金井(G)、多摩(J)、桜ヶ丘(S)へと所属を変えた。

他にも特定・貸切車は"K"、高速用は"X"が用いられています。
1975年までは、E・F・Hも存在しており、それぞれ


●メーカー
数字の1ケタ目はその車両のメーカーを表しています。
1~8が現在使われており、意味は以下の通りです。 ※"7"から始まる車両は、現在2020年導入のスカニアTDX24・トヨタハイエース(QDF-GDH223B)が使用していますが、2012年までは、1996年より導入された日産ディーゼルRN(KC-RN210CSN)が独占使用していました。

現在では各メーカー、営業所関係なく配置されていますが、
1980年代から1994年までは以下のように、メーカーによって配置される営業所が決まっていました。
・いすゞ車・・府中、調布、南大沢(92年開所)
・日野車・・・中野、八王子
・三菱車・・・永福町、多摩

1995年に日産ディーゼルから発売された"U-JP211NTN"が、各営業所に配置されたのをきっかけに、
メーカー問わず車両が配置されるようになりました。


●導入年
数字の2ケタ目・3ケタ目(緑枠)はその車両の導入された年(西暦下2ケタ)を表してます。
1985年以前の車両では用いられておらず、1986年導入車より採用されてます。
上記画像の"03"は2003年に導入されたことを表してます。

各導入年ごとの車両一覧


●固有番号
車両番号下2ケタ(青枠)は固有番号を表してます。
現在固有番号は、その1年で番号が被らないように付番されてます。
2017年頃から採用されている方法で、
2015年・16年頃は50番台は中型車・小型車、
1997年~2004年までは50番台は京王バス・京王バス東、80番台は南大沢京王バス・京王バス南導入車
として区分されていました。

1985年以前に導入された車両は、アルファベット1文字と数字4ケタで表されており、
営業所記号・メーカー・固有番号(3ケタ)で表していた。


京王バスでは以上のように車両番号が割り振られています。
もし利用する機会があったら、ゾロ目や自分の誕生日の番号など、探して楽しんでみてはいかがでしょうか。

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